軍艦旗(旭日旗)

日章旗の制定とほぼ同時期、建軍まもない当時の帝国陸軍において、日章位置が「日章旗」と同じく中央に位置し、さらに16条の光線(十六条旭日旗)を放つ図案を意匠とする旗(「旭日旗」)が日本史上初めて1870年5月15日の太政官布告第355号で「陸軍御国旗(陸軍御國旗)」として制定された。

その陸軍に遅れること19年後の1889年(明治22年)、勅令第111号で従来の日章旗(=軍艦旗)から変更されるかたちで、海軍は陸軍の軍旗とは異なり日章位置が旗竿側に寄る意匠とした十六条旭日旗を「軍艦旗」として制定した。現在の自衛艦もこの軍艦旗をそのまま踏襲して使用している。

軍艦旗

現在海上自衛隊で使用されている軍艦旗のデザインは以下の通りである。

  • 縦横比は縦2:横3
  • 日章の直径は縦の2分の1
  • 日章の中心位置は旗の中心から竿側に縦の6分の1寄ったところ
  • 光線の幅・間隔は日章の中心から11と4分の1度(11.25度)に開いた広さ
  • 彩色は地は白色で、日章及び光線は紅色

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